DIYで理想の暮らしを手に入れるまで (まとめ)

賃貸でもDIYができる部屋が増えていたり、リノベ&DIYを特集する本が増えたり、ネットで気軽に道具や材料が買えたり。

実際にDIYでどこまでできるのか?安くできるのか?などの疑問を払拭するために、今回の少し変わったリフォーム方法を提案、実施することになりました。


家主の要望などはコチラ「DIYで理想の暮らしを手に入れるまで (1)

気になる今回の費用は、

資材から照明・カーテンまで含めた物品購入費(実費)が、280,688円(税込)

職人の日当を、平均32,400円(税込)として

打ち合わせや資料作成などの費用が、64,800円(税込)(実作業時間2日として)

DIYの作業日数が、5日×32,400円=162,000円(税込)

合計、507,488円(税込)に経費を足して税込 550,000円ということに。


工務店を利用する場合は上記価格に、大工(造作)塗装(扉枠などの塗装)床職人、電気工事士、などの人件費及び、工務店の監理費や経費が発生します。今回その費用は減額できたと思いますが、DIYの内容や部屋の広さや労力、日数を考えると工務店に依頼された方が良いのかもしれません。


ただ、今回の経験で意匠や見た目だけではなく、価格を含めデザインの仕事に対しての考え方が広がるような別の見方をすることを体感することができました。「減額=プランの縮小や安価な素材」と考えるのではなく「デザイン」「施工」「価格」これらのバランスを保つ良質な家具や空間デザインを提案していきたいと改めて感じました。


DIYの手法を用いた今回のケースを継続するかは未定ですが、それでも興味を持ってくれるクライアントが現れたらチャレンジしたいと思います。

参考までに国土交通省「リフォームの内容と価格について」

http://www.mlit.go.jp/common/000145917.pdf



SCHOLE

インテリアデザイン & オーダー家具を設計しています。

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