F House
施主の理想はシンプルな白い空間。
白いだけではなく、生活用品など見せたくないものは収納し、気を張らなくても自然と片付く部屋。好きなものに囲まれて自分の時間を過ごせる空間を理想とされていました。
「Design Without Decoration」
贅沢さと機能性を両立したファッションデザイナー、ジル・サンダーのような、引き算によって描かれたデザインと、機能や素材の美しさによって、そこに居るだけで本人の内面の豊かさも引き出せる空間を目指しました。
隣家が気になる窓面は閉められていることが多く、間接照明によってカーテンを照らすグラデーションを擬似太陽光として見立てています。
TVモニター本体は鏡の中に封印し、白い空間を引き立てています。OFFの時は鏡、ONにすると映像が浮かび上がるシステムになっています。
音響はLed電球スピーカーを使用。
スピーカー本体は見えず、ダイニングを照らすシーリングライトから音が聞こえます。
生活用品の収納は、廊下の壁全てが収納スペースになっているため、日用品はもちろん、季節ごとに使う日用品もここに収納することができます。
洋服などは、キッチンの納戸と使われていたスペースを寝室クローゼットに変更し、寝室からの出入りを可能にしました。寝室の壁も収納スペースになているため、洋服以外のバッグなどを十分に収納できるようになっています。
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